人と違うアプローチをしてSuicaを使いたい
これは以前に書いたサンプルの記事だ。内容はちょっとひどいかもしれない
「近頃の若者ときたら、駅に行けばこぞってチャージ、チャージって。それで本当に電車に乗れるとでも思っているのかねえ」
「乗れるんだよおばあちゃん」
そんな微笑ましいやり取りを、私は遠目から眺めて思わず口角を上向けながら 「時代に取り残されるっていうのは怖い事なんだな」 とか思ったりしたのは一昔前の事。
今ではSuicaのような電子マネーはごく当たり前のものになったし、アナログな磁気切符を扱える改札の方が少なくなってきている。 クレジットカード機能も組み込んでチャージすら不要なSuicaを使っている人も多い事だろう。
本当にそれだけで良いのか?
「当たり前」というのは怖いもので、そう思ってしまった時点で思考は停止しているようなものだ。
つまり「当たり前」だからこそ、人と違う個性を出すという発想に至らなくなってしまうのである。
皆、機械的に改札のタッチ部分にSuica等の電子マネーカードを当て、通り過ぎていくだけ。 そこに誰も憧れないし、何かを成し遂げてやろうと考える者はいない。 実に嘆かわしいものだ。
通勤、通学で毎日使う機会のあるものだからこそ、ここで人と違うアプローチをしようと何故誰も考えないのか。
イヌラッパグミはこの部分に焦点を当て、日頃つまらない人生を送っているであろう諸君に、電子マネーのチャージとタッチへの仕方というものについてプロデュースをしようと思い立った。
その1 チャージをしてみる
こちらは非常にコンパクトで洗練されたデザインのUSBチャージャーである。
アメリカからの直輸入で、このシンプルな見た目が非常にオシャレで、逆に引き立つ。 スマホが生活の一部となった現代人には予備バッテリーの持ち運びはもはや常識。
毎日持ち運ぶものだからこそ、人と違うオシャレなデザインで差をつけようというわけだ。 頭の固い諸君のために、一応断っておくと、これは電池をチャージするのであって、お金をチャージするわけではない。
しかし、遊び心という意味では、非常に効果があるはず。 例えばだ。 手持ちの電子マネーをこうした携帯バッテリーに接続し、そのまま改札にかざして通ろうとする。
すると当然電子マネーがチャージされていないので「ピンポーン」の音と共に改札のドアは閉まってしまうことだろう。
そこで諸君はこう言うのだ。
「あれー、おっかしーな。ちゃんとチャージしているのに」 改札付近にいる駅の係員からは不審な目で見られ、後に続こうとしていた他の乗客からはその異様な光景に、冷たい視線を送られることだろう。
これで諸君も駅の改札で目立つ事が出来るわけだ。
その2 改札を無理やり通り抜けてみる
血の気の多い諸君の事だから、改札の通過にはどうせ改札を破壊して突破しようとするに違いない。
それでも良いのだが、壊せば当然、弁償もしなくてはならない。 毎日毎日改札を破壊し、弁償していたら身もお金も持たない。
そもそもまっとうな社会で生活していく事すら困難な事態になるだろう。
だから、ちゃんと後で戻せるように工具を使うのだ。
工具の事ならイーデンキにお任せ。 専門工具も揃うイーデンキならば、改札を壊す事なく丁寧に解体する事ができるだろう。
解体後、駅員に呼び止められて怒られたらそこですかさずSuicaを取り出す。
「払うものはちゃんと払いますよ」 と、ほくそ笑んで言えば「なんだこいつ」という想いに支配された駅員は茫然とする事だろう。
これでノルマ達成だ。
その3 ヨガを習う
ヨガは健康にいい。 おまけに痩せる。
実は一口にヨガと言っても、様々な流派があり、中には独自のエクササイズを取り入れた風変りなものも存在する。
ダンスをしながらヨガとか、スポーツをしながらヨガとか、いろいろなものがあるのだから、駅の改札を取り入れたヨガがあっても良いだろうとイヌラッパグミは考えるのだ。
ヨガは体全体を使い、様々なポーズを取る。 つまり、改札を抜けるのに変わったポーズを取りながらやり過ごそうというものだ。
ただし、まだこの「駅の改札ヨガ」というものは存在しない。
そこで諸君はまず通常のヨガを修得する事で基礎を学び、それを改札を通るときにどのようなアプローチがあるのかを自分自身で思考錯誤しながら試してほしいのだ。
もちろん、自分で考えてやるわけだからそれはもうオリジナルの流派となる。
この「駅の改札ヨガ」が流行れば、たちまち人気ヨガ教室のカリスマ講師にだってなれてしまう。
最後に
さて、今回は電子マネーに焦点を当ててみたのだが、如何だっただろうか。
重要なのは「何をしたか」ではなく、「何をしようと考えたか」という部分だとイヌラッパグミは考える。
こういう柔軟な発想が、もしかしたら他の事にも活用できるのかもしれない。 もちろん考えた事をアウトプットしようとするのも大事だが、その前にアイディアを出すこと。
そしてそれを具体的にどうアウトプットに落とし込むのかを考える事こそが、何事も成功につながるのではないだろうか。
因みにSuicaとスイカの両方の画像を使ったのは私なりのユーモアだ。