イヌラッパグミ~フロンティア~

イヌラッパグミ

「面白い」だけを追求する女の子達の日常

スーパーのセルフレジと対峙する時

 

こちらは過去に書いた記事をリライトしたものだ。内容は本当に酷いものだが、一応サンプルとしておいておく

 

いつの時代も、経営者の頭を悩ませる最大の問題といえば、人件費だろう。

例えば、諸君が飲食店を始めたとすれば当然、材料費、広告費、テナント料、維持費といった諸経費がかかる。

 

その中でも、最もかかるコストが人件費だ。

企業が少しでも消費者に安く商品やサービスを提供しようとするならば、まず人間の手作業を減らし、機械に任せてしまう方が手っ取り早い。

人とのふれあいや、暖かみなんかを売りにしているはずのサービス業の接客までロボットに取って代わろうとしている。

既に一部ではそういうロボットを試験的にではなく、実用的な運用に至っている。

例えば……

  

こいつ

「感情エンジン」と「クラウドAI」を搭載した世界初の感情認識パーソナルロボット……らしいのだが、ソフトバンクショップをはじめ、業種を問わず様々なお店の受付などに最近よく見かけるようになった。

因みにイヌラッパグミはこいつが生理的に大嫌いで、店の中で見つけるたびに脳内で三回は後頭部を取り外して思いっきり蹴り飛ばしている。

ああ見えて非常に高価なロボットらしいので、実際にそんなことはしないが、とにかく私はコイツが不快だ。  

まあそんな私情はさておき、当たり前のように人がおこなっていた作業を、いつの日かロボットが全てやるような時代がもうすぐ目の前まで迫っている。

ロボットの飛躍的な進化は、もはやとどまることを知らない。

人の感情を理解し、人の言葉を話すなんてものは、「当たり前」のものとして、既に次のステージへと昇華しようとしている。 そうなれば、当然我々人間もその「当たり前」に順応しなくてはならない。

つまり、人とのコミュニケーションで疲弊している現代人は、機械との付き合いについてもこれから考えていかなければならないのである。

その最たる例の一つが、スーパーのセルフレというわけだ。

近年、大型スーパーなんかで見かける機会の増えてきたセルフレジ。

近い将来、商品を手に取ってバーコードでピッピと鳴らしてかごに詰め込んでいく近所のおばさんパートが絶滅危惧種になるかもしれない。

ルフレジには、まだまだ問題点も多い。

使い慣れていないせいで、思うように商品が清算されない、不具合が起きて結局店員を呼ぶ羽目になる等、消費者にデメリットになる場合が多い。

一方で、導入した店舗ではレジのパートを減らせる分、商品に還元してより安い値段を提供できるし、会計がスムーズに進めばレジの混雑にイライラしなくても済むのだ。

まだほとんどの人が使い慣れていない今こそ、我々は時代の先端を行くべく、セルフレジの使い方をマスターしなくてはならない。

 

そこで今回は、スーパーのセルフレジと正面切って対峙しなくてはならない状況に陥った時に、諸君が取るべきいくつかの行動と対策を書いていこうと思う。 

 

塩水をかけてみる

いくら相手が機械とはいえ、人の感情を理解し、状況に合わせた返答をするようになる時代がくるというならば、ただでさえ人とまともな会話も出来ない諸君が、機械ですら対話をまともにすることなど出来ないのである。

ならば機械になめられぬよう、先手を打つべきだ。 そこで金属を錆びつかせる効果がある塩をセルフレジに塗りたくることで、圧倒的に人間が優位であることを示すことが出来る。

これならコミュ障の諸君も無言で機械と対峙する事が出来る。

おまけに、私が勧めたいこちらの塩シャンプーは、塩だけでなくシャンプーの成分も入っているので、なんかさらに機械に悪そうだ。

ざらっとしたスクラブ入りシャンプーを手に取り、レジに万遍なく塗りたくってやれば故障するのも時間の問題だろう。

もちろん手に残ってしまった分は頭に付けてその場で髪を洗っても良いだろう。

さっぱりリフレッシュも出来て一石二鳥だ。 

 

もういっそのこと物理的に破壊する

塩を機会に塗りたくるだなんてせこい方法で機械に勝ってもしょうがない、堂々と正面からぶつかりたいんだ! そういうリクエストに応えるべく、工具一式をそろえてみた。

プロ御用達の本格的な業務用工具も、商品点数7000万点の工具類【イーデンキ】ならば簡単にそろえる事が出来る。

解体用のドライバー、大型ペンチから廃材を持ち運ぶ台車まで、セルフレジを徹底的にぶっ壊すには至れり尽くせりのラインナップだ。 

 

機械と和解する

 

最終手段、押して駄目なら引いてみろ、一方的に攻撃を加えるのではなく、まずは機械に歩み寄ってみようというスタンスである。

こちらは、第二種電気工事士の資格取得教材だ。

そう。

電気を学び、機械に強くなることで、機械側の気持ちを理解すれば、きっと道が開けるだろうという算段である。

ちなみにこちらの教材、映像とテキストがセットになっているので、頭の弱い諸君でもすんなりと学習していくことが可能だろう。

そして資格を取得した暁には、きっとセルフレジとも分かり合えるようになっているに違いない。   如何だっただろうか。

迫りくるロボット社会に順応すべく、諸君のためにセルフレジの攻略法を出来るだけ分かりやすく解説してみた。  

 

それから、もしこの方法を実践したとして、スーパー側から損害賠償を請求されたとしてもイヌラッパグミは一切の責任を取らない